ものをつくる
働くことに意義や生きる意味を見出してはいけないのだろうか。サラリーマンとして働いていると、働く意味や自分らしさかららどんどん引き離されているような気分になってくる。
自分の生き方、価値観と仕事が深いところでしっかりと結びついている、そんな働き方がしてみたい。
何かやりたいことを考えてみるとき、昔から必ず何か作ることが思い浮かぶ。
子供が生まれて、おもちゃで遊ばせていた頃も、お店に並んでいるおもちゃではピンと来るものがなく、こんなおもちゃがあったらいいなとか、自分で作ってみたいなと思ったり。
自分の部屋のダイニングテーブル、ソファー、椅子、神棚に飾る神具にいたるまで、自分の中にイメージはあるのに、どんなところを探しても売ってはいない。いっそ自分で身の回りのものを作りたいと考えたりもする。
今までも自分の心の中にシグナルはあった。でも現実を考えると素人の妄想ぐらいのことかと、自分自身で蓋をした。
お客さんでいられないこと、それだけではおさまらないようなことの足元に、一人ひとりの自分の仕事の鉱脈があるんじゃないのか。他の人には任せたくないこと。思わず手が伸びて、掴みに行くような衝動が生じること。それは思考というより、存在から湧きあがってくる動きだ。
西村佳哲さんの 自分をいかして生きるの一節だ。
私の中身は自分で手を動かし、ものをつくりたがっている。
今回はきちんと自分の心のシグナルに耳を傾け、立ち止まり、動いてみよう。
それがやっぱり思い違いでもいい。自分自身の問いかけに、応えてあげれるのは自分しかいない。自分が自身自身のために、真摯に向き合おう。